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検出時間の設定とリーク規格値の算出

等価内容積Veを使用してリーク規格値Qに相当する差圧値と検出時間(T)を求め設定します。一般的には検出時間2~10s、設定差圧値ΔPは±10~100Paの範囲の設定が適当です。

Q: 漏れ量 (mL/min) Ve: 等価内容積 (mL) ΔP:差圧 (Pa) T: 検出時間 (s)
※漏れ量直読表示機能のあるリークテスターを使用の場合は差圧の設定の必要はありません。

加圧・平衡時間の求め方目安の時間

インテリジェント 1 エア回路

加圧時間(CHG): 平衡時間(BAL)= 3:1 又は 4:1

インテリジェント 2 エア回路

加圧時間(CHG) : 平衡1(BAL1) : 平衡2(BAL2) = 5 : 5 : 1

【注意】
ワーク容積が小さい時は、等圧時間は不要です。BAL1=0秒に設定します。
これらの時間は通常、実際の機械装置治具の状態やワークの特性に従いますので、実験により求める必要があります。なお、過去に実績のあるワークについては推定することもできます。

必要な加圧安定時間(加圧時間CHG+平衡時間BAL)

※上図に検出時間は含んでいません。

※要求される精度によっても時間は変わります。

【補足】
実験や立ち上げ調整時に計測時間を設定するときは、まずワークや治具に確実に漏れのないことを確認します。その後、最初は加圧時間を十分に長くとりデータ取りを行います。徐々にこの時間を短くしてデータがゼロ近くで安定している最短の加圧、平衡時間を求めます。