お客様での、ワークや使用条件によって設定は大きく異なります。
ここでは一般的な例として目安の設定時間を記します。
多くの場合、加圧(CHG)、平衡(BAL2) 時間を長くとる方が、ノイズ比率が減少し検出精度が向上します。
良品ワークをセットし下記タイマー設定をすることで簡易的にリークテストをすることが可能になります。
タイマー設定
手動入力でタイマー設定
インテリジェント2回路の場合
- 1)加圧(CHG)に40 (s)を入力します。
- 2)等圧(BAL1)に30 (s)を入力します。
- 3)平衡(BAL2)に5 (s)を入力します。
- 4)検出(DET)に1〜10 (s)を入力します。 (加圧安定時間が確保されている場合)
インテリジェント1回路の場合
- 1)加圧(CHG)に60 (s)を入力します。
- 2)平衡遅延(DL1)に0.5 (s)を入力します。
- 3) 平衡(BAL2)に30 (s)を入力します。
- 4)検出(DET)に1〜10 (s)を入力します。 (加圧安定時間が確保されている場合)
LS R902計測タイマーの設定方法
LS-R700タイマー設定方法
自動セットアップ機能を使用
自動セットアップ機能(一部機種)を使用することでリークテストできる基本的なタイマー設定を自動的に設定することができます。
テスト圧力の設定
お客様の検査規格に基づき、テスト圧力、上限値、下限値などを設定してください。電空レギュレーター仕様の場合は、入力した値で調圧されます。精密レギュレーター仕様の場合は、設定圧になるように調圧してください。
LS R902電空レギュレーターのテスト圧力設定方法
LS-R700テスト圧設定方法
リークリミットの設定
お客様の検査規格に基づき、検出(UL)、検出(LL)などを設定してください。K(Ve)の値を設定するまでは漏れ量単位(リークリミットの単位)はPaのみとなります。調整前の簡易的なリークテストの段階ではUL:999Pa、LL:-999Paなど最大値を設定してください。
LS R902リークリミットの詳細設定方法
LS-R700リークリミット設定方法