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MCシリーズ 周辺機器

マスターチャンバー
マスター比較方式ではリークのない良品ワークをマスターとして使用しますが、マスターチャンバーはこの良品ワークに代わるものです。堅牢な構造で長期間安定したマスターとして使用できます。

基本仕様

マスターチャンバーの種類

型式 内容積調整範囲 最大使用圧力
MC-F02A(100C)※1 約56mL 800kPa
MC-F02A(200C)※1 約109mL 800kPa
MC-50B 25~50mL 800kPa
MC-100B 50~100mL 800kPa
MC-200B 100~200mL 800kPa
MC-500B 231~500mL 800kPa
MC-1000B 527~1000mL 800kPa
MC-2000B 986~2000mL 800kPa

※1)マスタリング専用です。フィンによる調整はできません。

特長・機能

マスターの役割

マスターの役割
ワークにテスト圧を印加すると断熱変化により急激なエアー温度上昇が生じます。この温度変化が微小な漏れ測定の誤差要因となります。差圧式リークテスターではワークの温度変化による圧力変化をマスターが相殺し誤差をなくします。

マスターチャンバーの原理・構造

マスターチャンバーの原理・構造
マスターチャンバーはフィンの枚数や間隔で容積と表面積の比率を変えることでワークの温度特性に合わせることができます。下図のマスターチャンバーAとBは表面積が異なるために温度安定に差が生じ検出工程での圧力変化特性に差が生じます。

マスターチャンバー使用のメリット

マスターチャンバー使用のメリット
  • ワークの熱変化特性に合わせた調整が可能
  • 小型で設置場所を広く取らない。
  • ワークを利用してマスターを作る場合に比べコストダウンがはかれる。
  • オーリングによる確実なシールなので気密性に優れ長期間安心して使用できる。
  • 容積変化がなく再現性に優れた測定が可能。
  • マスタリングと併用すれば多種ワークでも共通のマスターチャンバーが使用できるのでマスターの切り替えは不要になる。

ドキュメント

  • ※ダウンロードにはフォームからのお申し込みが必要です。